意識で気の組み立てを行うためには、意識に関する厳密な理論構成とその手順が必要となります。単純にある程度のルールを理解し、それに当てはめて覚えるということも出来ないわけではありませんが、かなり初歩的な気の構成しか出来ません。
密度ある気を構成するためには、気の理論に関係する人の意識の問題を厳密にコントロールする必要があります。このことを私は意識の具体化とか意識の具現化などと呼んでおります。
例えば、自分の性格について考えてみましょう。人間性などについても他人との差というものを考えてみましょう。もしこの時に、あなたの結論がただの普通の人という判断を越えることが出来なければ、あなたの気に関する質の向上は不可能だと理解してください。もしあなたが、気功というものに本当に興味を持ち、人のために役立つ人生を送りたいと心底思うことが出来るのであれば、道を開く可能性はゼロではありません。ただし、人を思う心が人並みでは通用しないことも認識しましょう。
慧真導気功術では、様々な気に関わる難しい実験や体験をすることが可能です。もちろん、いろいろな説明も言葉によって、進められてきます。しかし、言葉の説明で物事というもののすべてを理解することは可能でしょうか。
例えば、同じ内容のことを言葉で説明したとします。100人の人がいて100人全員に同じ理解をしてもらうためには、どのくらいの言葉が必要だと考えますか? まずこの私からの質問に明確で正しい回答が出来なければ、あなたはこれ以上の気の深い意味を意識との関わりから理解することは不可能です。是非、チャレンジしてみて下さい。
つづく