気功家が気功について、いろんなことを書いている。いろんな人が同じようなことを言っている。
気功はこう考えると基本的にあやしいですね。ただし、起きていることは事実。現象は事実。言っていることはあやしいのですが起きていることは事実。
そもそも書いている人は、これはあやしいと分かっていて書いておらず、そうだと思い込んでいる傾向がみられます。これは気功の理解不足が原因と考えます。初めてものを書く時には、どのポイントから書くかというところから入るのですが、気功をやる人というのは、なぜか自分が上だという大前提から入る人が多いのです。自分が出来る人だというところからです。そうすると、文章の内容には、自分に対する説明として自分が納得しやすい言葉、つまり、自分が納得出来る言葉が使われるという結果になります。
何か自分は特別すごい人間になったかのようになり、見えないものを追いかけ、大きな言葉を使い表現するのです。また、科学的に大きな言葉を使う人もいるようです。(科学的に大きな言葉とは、その科学の言葉がもつ範囲を超えて使用するか、本来、何の関係もない分野を述べるなどという使い方)そのような人は、実際のところ自分が何を知らないのかを理解していないのです。すべての方ではないにしろ、気功を取り扱う人の特徴としてこのようなことが言えそうです。
〇〇兆個の細胞の数、全宇宙、宇宙意識、銀河など、とてつもなく大きな言葉を使い、そこから浮かぶイメージを無意識のうちに利用しているのでしょう。自分に都合の良いところだけをつまみ食いしながら気功について表現し、これをもってあたかも気功の何たるかを理解しているかような説明をしないで欲しいと考えるのです。
実際には、気功というものは本当に優れた要素がたくさんありますし、未開の部分も満ち溢れております。本当の意味で気功をまったく使えない気功の指導者たちが、このような表現を多く使うことがとても目立ちます。そして、これらの大きな言葉の使用こそが、気功の本質の理解を迷わせている原因でしょう。
つまり、気功の指導者たちは、このような言葉を使用することによって、一般人はまったく理解出来ません。しかも、その指導者の説明通り何らかの訓練をしても指導されている人は、いつまで経っても気功が出来ているという感覚にはなりませんし、実際に気功の取り扱いはまったく進んでおりません。しかも、その指導者たち自身が気功を使えないという問題までおまけとして普通に出回っているのです。
気功について正しく理解するためには、内気功も外気功もありません。まずは、外気功を出来るようにし、それから内気功に取り組むべきでしょう。なぜならこの逆はあり得ないからです。多くの一般の方は知りません。内気功家の指導者を名乗る人たちのほとんどが、外気功はまったく使えないという事実を誰も知らないのです。しかし、一般の人たちが知る気功とは、外気功をイメージしているのです。結果としては、一般の方がこれらの実態を知らないと、「気功はあやしい」というイメージに繋がってしまうのです。
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